琵琶湖(びわこ)
- 400万年前に形成された日本最大の淡水湖。1400万人の水がめ
- 湿地のタイプ:淡水湖
- 位置:北緯35度15分、東経136度5分/標高:85.6m/面積:65,602ha
- 保護の制度:国定公園特別地域
- 所在地:滋賀県大津市ほか8市7町/登録:1993年6月

湿地の概要
琵琶湖は、日本のほぼ中央に位置する日本最大の淡水湖である。周囲235km、面積6万7033ヘクタール。水深は平均41.2m。総貯水量は275億立方メートルで、近畿地方1400万人の生活を支える水がめである。滋賀県は周囲をぐるりと山に囲まれ、その全域から大小460本の河川が琵琶湖に流れ込み、流出河川は南西部の瀬田川だけで、京都、大阪をへて淀川となって大阪湾へ注いでいる。
固有の生物種:
琵琶湖は、約400万年前にできたといわれる古い湖で、多様な自然環境に富んでいるところから生物相も豊かで、約600種の動物、約500種の植物が生息する。琵琶湖にだけ生息する固有の生物種も多く魚類ではホンモロコ、ニゴロブナ、ビワコオオナマズなど11種、淡水貝類の約20種が固有種である。ガン・カモ類の重要な越冬地で、「東アジア地域ガン・カモ類重要生息地ネットワーク」に参加している。
湖と人と文化:
琵琶湖は豊富な水源、舟運、漁場、観光、そして心のよりどころとして、むかいから長年にわたって人々の生活と文化をささえてきた。淡水漁業が盛んで、伝統的なアユや鮒寿司でしられるニゴロブナ漁にくわえ、稚アユや淡水真珠の養殖もおこなわれている。また、湖岸に生えるヨシ伝統的な建築材、インテリア材として利用されている。四季折々の湖岸の観光名所は枚挙にいとまがない。
水資源利用の見直し:
高度経済成長にともない水質汚濁、富栄養化、ヨシ群落の消失が進行し、琵琶湖の環境は深刻な問題となった。
滋賀県は、環境、水質を改善、再生させるため、琵琶湖富栄養化防止条例やヨシ群落保全条例、自然公園法などさまざまな法的措置をとってきた。
1970年代後半には、中性洗剤の使用を減らす「せっけん運動」を市民が提唱するなど、保全への住民参加の歴史も長い。
2001年には、マザーレイク21計画(琵琶湖総合保全整備計画)を策定し、官民一体となっての保全への取り組みが進められている。
【ヨシ】
高さ1?3mにもなる大型の多年草。葉は下垂し、幅2?4cm。世界の温帯から寒帯に分布し、湿原や河川、湖沼などで群落を作る。水田とならんで、日本の典型的な水辺景観の構成要素となっている。
ヨシ群落は水質浄化や湖岸保護の機能をもち、植栽がおこなわれている。丈夫な葉や茎を利用して、よしずやよし紙として伝統的に利用されている。
関連自治体
滋賀県庁 Tel: 077-524-1121
http://www.pref.shiga.jp
当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。

日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html
