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湿地の紹介&リンク集

藺牟田池(いむいたいけ)

  • 絶滅の危機に瀕したベッコウトンボが生息する火口湖
  • 湿地のタイプ:淡水湖、低層湿原
  • 位置:北緯31度49分、東経130度28分/標高:296m/面積:60ha
  • 保護の制度:生息地保護区管理地区(種の保存法)
  • 所在地:鹿児島県薩摩川内市/登録:2005年11月
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湿地の概要

 藺牟田池は、鹿児島市の北西25km、薩摩川内市を流れる川内川の上流部の山中にある面積60ヘクタールの湖。飯盛山の噴火でできた火口部に水がたまってできた、火口湖である。
 水面部の標高は296m。周囲を標高400から500mの火山群に囲まれ、山頂部の湖側、つまり火口壁の内側は、急な崖状になっている。流入河川はなく、流出河川は一本だけ東側から流れ出している。 藺牟田池は、周囲4キロメートルのほぼ丸い形をした小さな湖である。湖の北西部には泥炭層が堆積し、低層湿原になっている。比較的温暖な気候のこの地域で、長い年月をかけて泥炭層が形成され、また珍しい泥炭質の浮島が多く見られることから、国の天然記念物にも指定されている。

水深の浅い静かな環境:

 最大水深2.7m、平均水深0.8mの浅い湖で、周囲に人家もわずか数戸しかなく、静かな環境にある。湿原にはヨシやマコモが繁茂、水面にはジュンサイやヒツジグサなどの多くの水生植物が生育する。カルガモやカイツブリなどの水鳥、メダカやオイカワなどの魚類など、多くの生きものたちがここで生活している。

ベッコウトンボ:

 こうした水と湿原の安定した湿地性体系の藺牟田池を代表する生きものは、トンボである。トンボの産卵と孵化に適した環境のこの池には、クロイトトンボ、アジアイトトンボ、キイトトンボ、ムスジイトトンンボ、チョウトンボなど多くのトンボが生息する。
 しかし、なんといっても藺牟田池を代表するトンボはベッコウトンボである。
 日本には約200種のトンボ類が生息するが、湿地生態系の減少や劣化にともなって多くの種がその数を減らしてきた。なかでもベッコウトンボは、絶滅の危機に瀕している日本産トンボの筆頭にあげられ、藺牟田池はその限られた生息地となっている。
 地元にはベッコウトンボを保護する会があり、湖畔には普及啓発のための生態系保全資料館が設置され活動している。

【ベッコウトンボ】

体長3.7?4.5cmの小型トンボ。茶褐色(べっこう色)の羽に黒褐色の斑紋が特徴。トンボのなかでもっとも原始的な種と考えられている。日本産トンボの代表で、繁殖地はごく限られている。

関連自治体

薩摩川内市役所 Tel:0996-23-5111
http://www.city.satsumasendai.kagoshima.jp




当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。
日本のラムサール条約湿地
日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html

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