慶良間諸島海域(けらましょとうかいいき)
- 30あまりの小さな島々のまわりに高密度に発達した造礁サンゴの海中公園
- 湿地のタイプ:サンゴ礁
- 位置:北緯26度12分、東経127度16分(座間味島周辺)、北緯26度10分、東経127度20分(渡嘉敷島周辺)
- 保護の制度:国定公園海中公園地区
- 所在地:沖縄県渡嘉敷村、座間味村/登録:2005年11月

湿地の概要
慶良間諸島は、沖縄本島の西方20?40km渡嘉敷(とかしき)島、座間味(ざまみ)島、阿嘉(あか)島、慶留間(げるま)島など30あまりの小さな島々である。最大の渡嘉敷島でも面積は1500ヘクタール。渡嘉敷村と座間味村の二つの村で人口は2000人弱。自然度の高い、日本でも有数の美しい海域である。
渡嘉敷島の西海域120ヘクタールと座間味島と阿嘉島の間にある安慶名敷(あげなしき)島、嘉比等、伊釈加釈迦(いじゃかじゃ)島などの無人島の周辺海域233ヘクタールの二つの海域353ヘクタールが条約湿地として登録されている。
サンゴ礁:
慶良間諸島海域の海中には、テーブル状、枝状、角状、塊状などの造礁サンゴが高い密度で分布し、248種のサンゴが確認されている。とくに渡嘉敷島西岸にはテーブル状、枝状のミドリイシが著しく発達し、場所によっては90パーセント以上の被度でサンゴにおおわれている。周辺海域はサンゴの妖精の供給源にもなっており、すぐれた景観ばかりでなく、学術的にも貴重な海域である。
サンゴ礁は熱帯雨林とともに生物種が豊富な生態系で、スズメダイ類やチョウチョウウオ類、ベラ類など、サンゴ礁特有の色彩豊かな多種多様な魚類が生息している。
エコツーリズム:
この海域は透明度が高く、気候は温暖で、水温も月平均値が20℃を下回ることがなく、ダイビングには絶好の条件をそなえており、年間10万人以上のダイバーがおとずれている。かつてオニヒトデの大量発生でサンゴが壊滅的な被害を受けたことがあり、地元の人々によって熱心に駆除が行われ、保全対策が講じられている。
【造礁サンゴ】
サンゴ(サンゴ虫)にはサンゴ礁を形成するものとしないものがあり、サンゴ礁を形成するものが造礁サンゴである。 造礁サンゴの体内には藻類の褐虫藻が共生し、彼らの光合成作用によって、炭酸カルシウム(石灰)の分泌が促進され、サンゴ礁が形成される。造礁サンゴの代表がミドリイシで群体形が多様でテーブル状や枝状、塊状など変化に富んでいる。
関連自治体
渡嘉敷村役場 Tel:098-987-2321
http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/
座間味村役場 Tel:098-987-2311
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/
当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。

日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html
