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湿地の紹介&リンク集

串本沿岸海域(くしもとえんがんかいいき)

  • 「黒潮」暖流によってつくられた北緯33度の造礁サンゴ群集
  • 湿地のタイプ:サンゴ礁群
  • 位置:北緯33度28分、東経135度44分/標高:-20?0m/面積:547ha(錆浦地区355ha、湖岬西岸地区205ha、通夜島地区14ha)
  • 湿地のタイプ:非サンゴ礁域のサンゴ群集
  • 保護の制度:国立公園海中公園地区、普通地域
  • 所在地:和歌山県串本町/登録:2005年11月
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湿地の概要

 串本沿岸海域は、本州の最南端、紀伊半島先端の潮岬(しおのみさき)付近の海域である。潮岬周辺の海岸は自然度の高いリアス式地形で、大半が水深20メートル以下の浅くて透明度の高い海が広がっている。
この地域は、フィリピン沖から太平洋を北上する暖流「黒潮」が接岸するため、その影響を強く受け、年間の平均海水表面水温が21.1℃と温暖な環境にあり、塩分濃度も年間平均35.0パーセントと高い。こうした環境によって串本沿岸海域は北緯33度という高緯度にありながらも、造礁サンゴ群集を中心とした熱帯性の生物群集が豊富に見られる特異な地域となっている。
 なかでももっとも特徴的な生物がサンゴで120種のサンゴが美しい海中景観を作りだしている。
条約湿地として登録されているのは、錆浦(さびうら)地区、潮岬西岸地区、通夜島地区の3つの海域である。

サンゴ群集:

   この海域におけるサンゴの最優占種は駆使肌ミドリイシで、高い生産力と地形形成力をもち、美しいテーブル状サンゴの景観を生みだしている。クシハダミドリイシ群落はこの海域のほぼ全域に分布し、特に錆浦地区の浅海域で、高い密度の大規模な純群落を見ることができる。これに次ぐ優占種はキクメイシ類サンゴで、そのほかのオオナガレハナサンゴなど多くの種が、世界の分布の北限種となっている。
 このように串本沿岸海域は、海岸線の自然度が高く、温帯気候の日本の高緯度にありながら、サンゴをはじめとする熱帯性の生物群集が形成される、希少な価値を持つ重要な海域である。

海中公園:

 北西域の錆浦地区には4ヵ所の海中公園がもうけられ、沖合い140m、海底6.3mの海中展望塔からは、サンゴの海を目の前で観賞できる。海中遊覧船で船底から海中を楽しむこともできる。周辺にはダイビングスポットが多数ある。

【オオナガレハナサンゴ】

串本沿岸海域以外での出現はきわめて稀であり、国内では希少種。インド・西太平洋のサンゴ礁に分布する熱帯種だが、やや寒冷な亜熱帯地域の串本では、サンゴ礁は形成しない。通夜島地区で高密度にまとまって見られ、ここが国内最大の群生地となっている。

関連自治体

串本町役場 Tel: 0735-62-0555
http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/




当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。
日本のラムサール条約湿地
日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html

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