中海(なかうみ)
- 水鳥の楽園の汽水湖。コハクチョウの越冬南限
- 湿地のタイプ:汽水湖
- 位置:北緯35度32分、東経133度9分/標高:0m/面積:8043ha
- 湿地のタイプ:汽水湖
- 保護の制度:国指定鳥獣保護区特別保護地
- 所在地:島根県米子市、境港市、島根県松江市、安来市、東出雲町/登録:2005年11月

湿地の概要
中海は、鳥取県西部と島根県東部にまたがり、斐伊川水系の宍道湖の下流に位置し、境水道を通じて日本海につながる汽水湖である。面積は約9200ヘクタールで、国内5番目の面積を有する湖である。水深は平均5.4m、最深部で8.4mである。
塩分濃度は、日本海から流入する海水の影響で、海水の約2分の1と、宍道湖の海水の約10分の1に比べて濃い。同じ水系の同じ汽水湖だが、二つの湖にはそれぞれの特色があり、淡水性および海水性の両方の動植物が生息する多様な自然環境を有する。
人と自然との共生へ:
中海では1963年以降、新た農地を確保するために干拓事業が始まり、湖内の淡水化が計画された、しかし、市民運動や減反政策もあって干拓事業は中止となり、2002年には淡水化計画も中止となった。そのような背景から、ラムサール条約湿地登録の気運が盛り上がった。
この干拓事業の過程で、米子市の北西3.5kmの彦名干拓地にできた池に多くの水鳥が集まるようになった。米子氏はこの30ヘクタールの干拓地を水鳥公園として整備し、水鳥観察と環境教育の場として利用されている。なお、水鳥公園は「東アジア地域ガン・カモ類重要生息地ネットワーク」に参加している。
また、中海では古くより漁業が営まれてきた。細菌では、クロソイ、スズキ、ヨシエビなどの漁場の造成など、さらなる水産振興が取り組まれている。
我が国有数のガン・カモ類飛来地:
中海一帯では200種以上の鳥類が確認されている。
とくにガン・カモ類は、年平均約7万5000羽以上が渡来する、国内最大級の飛来地となっており、国際的にも重要な水鳥の生息地である。
また、コハクチョウ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモは、全世界の水鳥の1種の個体数の1%以上を定期的に支え、コハクチョウは宍道湖とともに我が国での集団越冬地の南限となっている。
【コハクチョウ】
全長120cm。全体が白色、くちばしの基部は黄色で先端部が黒い。オオハクチョウより小さい。ユーラシア大陸と北米に分布。ツンドラ地帯で繁殖し、冬、日本に飛来し、主に日本海側の湖沼や河川で越冬する。中海、宍道湖が越冬の南限となっている
関連自治体
米子市役所 Tel: 0859-22-7111
http://www.yonago-city.jp/
境港市役所 Tel: 0859-44-2111
http://www.city.sakaiminato.tottori.jp/
松江市役所 Tel: 0852-55-5555
http://www.city.matsue.shimane.jp/
安来市役所 Tel: 0854-23-3000
http://www.city.yasugi.shimane.jp/
東出雲町役場 Tel: 0852-52-2311
http://www.town.higashiizumo.shimane.jp/
当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。

日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html
