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湿地の紹介&リンク集

野付半島・野付湾(のつけはんとう・のつけわん)

  • アマモ場が広がる浅い内湾と独特の景観の砂嘴
  • 湿地のタイプ:藻場、干潟、塩性湿地、低層湿原、砂嘴
  • 位置:北緯43度34分、東経145度16分/標高:0?10m/面積:6139ha
  • 保護の制度:国指定鳥獣保護区特別保護地区
  • 所在地:北海道別海町、標津町/登録:2005年11月
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湿地の概要

 野付半島は、北海道東端の根室半島とその北側の知床半島の中間、根室海峡に突き出た、釣りばり状に湾曲した半島である。対岸の国後島との間の根室海峡を南下する潮流で運ばれた砂が堆積してできた、長さ28kmの日本最大の砂嘴である。標高はほとんどなく、平坦な砂丘と湿地だけが続いている。あちこちにトドワラ、ナラワラと呼ばれる荒涼とした独特の景観が見られる。トドマツやミズナラの樹林帯だったところが、地盤沈下と海水の浸食によって立ち枯れ、白く風化した姿である。直線的な外海部に対して、エビの腹のように湾曲した内湾には、複雑な形に突出した干潟が形成され、汀線付近には塩湿地が広がり、甲殻類、貝類、魚類、ゴカイ類などが多く生息している。
 こうした自然度の高い、多様な湿地環境を反映し、ここには毎年、春と秋、2万羽以上の渡り鳥が飛来し、重要な中継地となっている。とくに、キアシシギ、オオハクチョウ、コクガン、ヒドリガモ、スズガモ、ホオジロガモは、地域個体群の個体数1%以上を支えている。アカアシシギの繁殖も確認されている。

豊かな漁場の内湾:

   野付半島に囲まれた内湾が、野付湾である。湾口の幅4.3キロメートル、面積は約5700ヘクタール。水深は湾口で最大4mのほか、湾内はほとんどが1m未満の浅海域である。ここはアマモの繁殖する、日本有数の広大な藻場である。藻場は漁業資源の宝庫であり、魚介類に絶好の産卵、生育の場を提供する。
 野付湾の藻場の主役はホッカイシマエビである。夏から秋、打瀬舟と呼ばれる三角形の帆を張った、伝統的な小さな漁船でエビ漁がおこなわれる。海が浅くて動力船が使えないためだ。湾内を、風にまかせて網を引く優雅な光景は、野付湾の風物詩になっている。
 ホッカイシマエビは限られた資源で、漁業組合によって漁期、漁獲量が厳しく規制されている。漁業による湿地の賢明な利用の事例でもある。

【藻場】

沿岸海域の海底に、ガラメやアラメ、アマモなど底性藻類や沈水植物が群落をなしている場所。海域における生物の重要な生息域、漁業資源の生産の場である。野付湾のほか、青森県の陸奥湾に最大のアマモ場がある。

関連自治体

別海町役場 Tel: 0153-75-2111
http://www.betsukai.gr.jp/
標津町役場 Tel: 0153-82-2131
http://www.shibetsutown.jp/




当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。
日本のラムサール条約湿地
日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html

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