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湿地の紹介&リンク集

佐潟(さかた)

  • 水田の灌漑用水として管理されてきた小さな淡水湖。ハクチョウの越冬地
  • 湿地のタイプ:淡水湖
  • 位置:北緯37度49分、東経138度53分/標高:5m/面積:76ha
  • 保護の制度:国指定鳥獣保護区特別保護地区、国定公園特別地域
  • 所在地:新潟県新潟市/登録:1996年3月
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湿地の概要

 佐潟は、新潟市の西の端、赤塚地区に位置する、上潟と下潟の二つの池の周辺の低湿地からなる43.6ヘクタールの淡水湖である。数千年前までは、海岸線に形成された日本海とつながった汽水性の潟湖だったが、現在は海から切り離され、周囲を松林と畑地に囲まれた、砂丘の窪地に取り残された淡水湖となった。国内最大級の砂丘湖ともいわれる。
流れ込む川はなく、砂丘の地下水などの湧き水によってうるおされている。流出する水路は一本で、東側の水門から下流の水田に引かれ、農業用水として利用されている。湖面ではオニバスの群落やミズアオイなどをみることができる。
 信濃川、阿賀野川河口の越後平野には多くの湖沼が点在し、毎年多くの水鳥が渡来、越冬するが、冬でも全面結氷しない佐潟ではとくに、コハクチョウ、マガン、ヒシクイなどが多数越冬する。「東アジア地域ガン・カモ類重要生息地ネットワーク」に参加している。

伝統的な潟利用:

   佐潟の水は、昔から下流域の水田灌漑用水として利用され、地元農家の慣行水利権によって管理されてきた。現在も地元住民によって水位の管理が行われていて、内水面漁業権が設定されている。湖の周囲に水田が広がり、佐潟の水が灌漑用水として積極的に利用されていたころは、水路の整備、湖内の水草の刈り取り、固定に堆積した土砂の除去など、「潟普請(がたぶしん)」とよばれる池の大掃除が住民総出で行われてきた。
 しかし1970年代以降、減反政策による休耕田の増加や、都市化にともなう宅地開発など、佐潟を取り巻く環境が変化し、灌漑用水池としての役割は薄れ潟普請も行われなくなった。

潟普請の復活:

 1996年のラムサール条約への登録は、こうした佐潟の人々と湿地とのつながりを見直す機会になった。新潟市は、佐潟の生物多様性と潟内の生物生産性を維持するため、地元住民の参加のもとに自然環境保全計画を策定。水鳥湿地センターを中心に佐潟と人々との新たな結びつき、住民参加による保全と賢明な利用への試みが、市民、NGO、行政の協力で進められた。その結果地元住民と市民ボランティア、NGOの手によって佐潟の清掃、浚渫、ヨシの管理などを行う佐潟クリーンアップ活動が継続的に行われるようになった。かつての潟普請の復活である。

【オニバス】

水面に浮かぶ葉の直径が1m以上にもなる1年草。日本に自生する1年草としては最大。円形の葉にはとげがある。葉を突き破って、水面上に赤紫色の花を咲かせる。

関連自治体

新潟市役所 Tel: 025-228-1000
http://www.city.niigata.niigata.jp/




当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。
日本のラムサール条約湿地
日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html

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